医師紹介
院長 左雨 元樹(さっさ もとき)
ご挨拶
こんにちは。新越谷肛門胃腸クリニック院長の左雨 元樹と申します。
左雨の読み方は「さっさ」です。「つ」は小さい「っ」です。珍しい苗字なので、どこの出身かよく聞かれます。私の出身は神奈川県ですが、「左雨」は神奈川の苗字ではありません。両親は福島県会津若松市の出身で、ラーメンで有名な喜多方あたりの苗字だそうです。
私は福島県立医科大学を卒業後、同大学の消化器外科へ入局し、大学や県内の関連病院で消化器外科医として研鑽を積みました。その後縁があって、社会保険中央総合病院(現東京山手メディカルセンター)の大腸肛門病センターで勉強させていただく機会に恵まれ、大腸肛門科の世界に飛びこみました。肛門とはわずか数センチの管腔臓器です。しかし、ひとつとして同じ肛門はなく、まさに千差万別です。そこに生じる病気もまた様々であり、実は非常に奥深い領域です。気が付いたらライフワークになっていました。
当院を受診される患者様の多くは、痛みや出血に悩んだ末に来院されます。したがって当然ながら、その悩みを解決しない限り満足していただけません。手術できれいになっていても、軟膏で治ったように見えても、悩みが解決できなければ、それはこちらの自己満足に過ぎません。それはプレッシャーですが、良くなった患者様から、「受診して本当に良かった」「もっと早くかかれば良かった」と言っていただけるのは、大きな喜びでもあります。
いぼ痔や切れ痔といった病気は、ごくごくありふれた病気ですが、意外な事に痔を専門的に診ることができる医師は多くありません。日本大腸肛門病学会が認める、肛門領域の専門医は、全国で300人程度しかいませんが、当院では肛門領域の専門医が診療いたします。
同じ痔であっても、何に困っているのか、治療の目標はどこか、治療にどの程度時間をさけるのか、等によって治療法は全く異なります。患者様の愁訴(悩み、困っている事)と実際の所見(見た目や腫れ方、脱出の程度など)を擦り合わせ、その方にとって最良の治療法や手術法を提案いたします。
肛門領域と同様に力を入れているのが、胃カメラや大腸カメラによる内視鏡検査です。
中でも特に、大腸がんの診断・治療に注力しております。大腸がんは男女とも増加傾向にあり、ここ10年で急激に増えています。死亡数は女性において1位になりました。しかし一方で大腸がんは、腺腫や早期の状態で治療すれば、ほぼ100%治るがんです。当院の役割は、検査に対する不安や抵抗を減らし、負担の少ない検査を提供することで、より多くの方が早期発見・早期治療の機会を得られるようにする事、と考えております。
大腸がんで苦しむ方をできるだけ減らしたいという思いで、日々診療を行っています。
肛門科というと、どうしても抵抗がある方もおられるでしょう。当院の待合室は男女別で、患者様のお名前を呼ぶこともありません。どうぞお気軽にご来院ください。
院長
経歴
- 福島県立医科大学医学部卒業
- 福島県立医科大学第2外科(現消化管外科)
- 東京山手メディカルセンター大腸肛門病センター
資格
- 医学博士
- 日本外科学会 専門医・指導医
- 日本大腸肛門病学会 専門医・指導医・評議員
- 日本消化器外科学会 専門医・指導医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
- 日本消化器病学会 専門医
- 日本癌治療認定医機構 がん治療認定医
- マンモグラフィー読影認定医
受賞
- 2017年 日本大腸肛門病学会学会賞
座右の銘
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな